許容応力は材料の弾性限度内にあればよい。表面状態が良好であれば、静的最大応力は引張り強さの70%以下にとればよい。
許容曲げ応力は応力条件、繰り返し回数、使用環境など、疲れ強さに影響する諸因子を考慮して決めるべきである。繰り返し荷重を受ける場合は目安として次のように推定する。下記の曲げ応力疲れ強さ線図を使って、最大・最小応力及び引張強さがわかれば、γ=σmin/σmaxと上限応力係数(σmax/σB)または下限応力係数(σmin/σB)を算出し、図中の交点より寿命を推定する。(ただし、ステンレス鋼帯やりん青銅板等は本線図は使用できませんので、別途ご相談願います。)