ゼンマイばね(ゼンマイスプリング)は、帯状材料をその中心線が平面上で渦巻状になるように巻いたもので、ばねの一端に外力を加えることで、ばねとして作用します。比較的小スペースで大きなエネルギーを蓄えることができるため、時計など身近なものから大きな構造体を動かす動力源として使用されています。形状は、材料が接触しているものと非接触のものがあり、荷重特性や用途に合わせて選定されます。
ゼンマイばねと言えば時計のゼンマイのような小さいものを思い浮かべますが、当社では小さいものから大きいものまで、機能重視のゼンマイばねの設計・製造が可能です。ゼンマイばねは、形状によっては20~30メートルの帯状材料を成形していくものもあります。
ゼンマイばねを固定・動作させる為には、ゼンマイばねの中心部の加工や外周部の加工が必要となりますが、当社では特に決まった形状はなく、ご要望に応じた固定方法や固定部加工を実現致します。