皿ばね(ディスクバネ)は、円盤の中心部に孔をあけたリングを円錐状に成形したばねで、小さなたわみで大きな荷重や衝撃を受けることができ、単体または重ね合わせることでその特性を変化させることもできます。合わせて設計が難しいばねとしても知られており、タワミと荷重の関係が反転する現象が起きたり、僅かな寸法の狂いが荷重特性に大きく影響を及ぼすといったシビアな側面も併せ持ちます。東海バネでは独自の設計、製造ノウハウで最適なご提案をさせて頂きます。
東海バネでは、ご要望の用途や荷重特性に合わせて、オーダーメイドで皿ばねを提供させて頂きます。
こんなサイズできるかな?というのはもちろんのこと、流通していない材料での試作や検証試験などを行うこともできます。
【用途例】
原子力圧力容器を支えるスタビライザーや、機械部品のマウント部などの用途に使われております。
規格寸法が無く、一つ一つ手作りのため、形状を自由自在に選定することが可能です。また、一品一様の作り込みができるので、機械に頼りきりの製造では実現できないような、高精度なばね特性が得られます。
とことん材料にこだわった皿ばね作りを行っております。耐熱性、耐寒性、耐疲労性といったあらゆる用途、特性、形状に適応できる材料を豊富に在庫しています。また、お客様の用途に応じて材料の圧延方向の見極めや鍛造工程を採用するなど、見えない部分にこそこだわっています。
加工精度を追求するための徹底した室温管理、外径最小3mmから最大800mmの製造が可能な設備、脱炭を防ぐ真空熱処理、最大300tまで測定可能な荷重試験機、当社独自の設備とノウハウによりお客様が求めるばね特性を実現致します。
東海バネ工業には腕利きの職人がたくさんいます。寸法精度1/100mm、同心度0.03mm以内、歪を極限まで抑えたリング形状の皿ばね、職人の高い技能で、図面だけでは再現できない理想の特性を得るための皿ばね形状を実現します。不可能を可能にする、それが東海バネ工業の職人技です。
実機を再現した疲労試験や、使用環境に応じた耐久試験など、当社ならではの評価試験があります。これまで積み上げてきた研究データ、品質へのあくなき追求、バックデータに基づく信頼設計、それらが用途・環境に応じて期待どおりの性能を実現し、お客様の製品価値向上のお役に立ちます。