板ばね(薄板ばね)は板スプリングとも呼ばれ、板形状をしたものは、基本的に全て板ばねに分類されます。そのため形状の種類は実に様々で、設計においても一品一様の応力評価をする必要があります。また、その用途も幅広く、高温雰囲気のパッキンや、腕時計などの複雑な構造物などに使われます。また、東海バネでは、薄板だけではなく、板厚30mmを超える材料まで対応することが可能です。
東海バネでは、抽象的なイラストからでも複雑な形状を図面化・具現化し、ご要望の形状+荷重特性を満足した板ばねをご提供しております。また、耐久評価が困難な複雑形状については、FEM解析を用いることで、高精度な耐久評価を可能としています。
薄板ばねと言えばただ押さえるだけの、単純な性能のばねを思い浮かべますが、当社ではさまざまな厳しい使用環境に耐える耐熱ばねや耐食ばねの製作が可能です。また、機能重視の板ばねの設計や微量生産対応で、お客様が真に求めておられる板ばねを実現いたします。
-273℃の極低温環境、600℃の高温環境、腐食環境、様々な環境に適した材料を数多く取り揃えています。これらの豊富な材料対応力により、お客様のご要望に応じた、多種多様な板ばねを製造することができます。
あらゆる板ばねを高精度で実現するため、様々な設備・道具を揃えております。正確な材料長を切り出すための精密シャーリング、理想の板ばね形状を作り出す金型や治具、多品種微量生産に適した汎用フライス、1枚1枚自在にR曲面を実現するロールベンダー、酸化・脱炭を最小限に抑える真空熱処理、自社開発した板ばね専用荷重測定機、形状を正確に評価するための3次元測定機、当社独自の設備とノウハウによりお客様が求める板ばねを実現致します。
東海バネ工業の職人は、あらゆる道具・治具を自ら考え、創り出します。材料の特性を考慮した専用金型の検討や製作、形状へのこだわり、東海バネ工業独自の手作りの考え方により、どんなに難しいお困り事でも 全力で知恵を絞ります。それが東海バネ工業の職人技です。