ばね初心者さま
SWOSC-BとSWOSC-Vは、JIS規格では下記の鋼種で記載されています。
ばね用オイルテンパー線(SWOSC-B)
弁ばね用オイルテンパー線 (SWOSC-V)
疲労強度としては、内燃機関の弁ばね用に製造されている「SWOSC-V」の方が優れています。
その違いは不純物や疵の管理レベルが高いことにあります。
化学成分では「P」や「S」の含有量が少なく、疵の深さや脱炭層も厳しく管理されています。
そのため、疲労強度に影響を及ぼす、材料欠陥が少ない分、SWOSC-Bに比べて折損に至る確率が
少なく、同水準応力振幅で疲労試験をした場合、SC-Vのほうが疲労強度が優れていると言えます。
よろしくお願いします。