皿ばねの圧縮試験について、JIS B 2706 13.2.4に荷重試験という項目はありますが、一般的に用いられる高さ基準方式高さについての記述で「試験機のたわみを考慮し，ばねを除いた状態で荷重試験機に測定荷重を加えたときをゼロとする。」とはどのような意味か教えていただけますか。
また、JIS B 2706以外に皿ばねの試験方法について規定があれば教えていただけますか。
よろしくお願いいたします。
ばね初心者様
投稿ありがとうございます。
JIS B2706記載の「試験機のたわみを考慮し・・・」の部分については、試験機自体の長さ寸法のゼロ点調整方法についての記載となります。
サラバネ単体の試験となると、小さいものでは1mm以下の長さ寸法時の荷重測定となりますので、シビアな寸法精度が求められます。
サラバネの試験方法につきましては、他に規定は無く、現在のJIS B2706しか無いかと思います。
以上、よろしくお願いします。
「引きばねっと」で使用されている計算式を教えていただくことは可能でしょうか。
荷重から、たわみ量を導出する式がわからず、、
また、ばねの最大たわみ量を導出する式も教えていただきたいです。
引きばねっとはJIS通りに計算してます。
たわみ量は
たわみ量＝（８＊有効巻数＊中心径＾3＊荷重）/（縦弾性係数＊線径＾4）
上記となり、初張力が有る場合上記荷重は（荷重-初張力）となります。
最大たわみを求める場合は
使用する材料の線径ごとの引張強さ、弾性係数、コイル部、
フック部(外起し、内起し)の応力評価、初張力有無、等
全ての数値の検証が必要になります。
JISB2704(2018)ではコイルばね、引張コイルばね、ねじりコイルばね
全てまとめて記載されており計算上の注意事項も記載されております。
より詳しい設計のご相談は、ばねの設計依頼、お問い合わせ窓口もご利用くださいませ。
よろしくお願いします！！
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