ばね初心者さま
ご投稿ありがとうございます!
SWP-Bのねじりコイルばねの低温焼鈍についてですが、
300~350℃で10~30分を目安に施工されているのであれば適切な処理範囲です。
テンパーカラーは、熱処理の時間や温度によって酸化皮膜の厚みによって変化します。
見た目の色が異なるのは、光の干渉現象によるものです。
皮膜の厚みは極薄で、材料強度に影響におよぼすものではありませんが、テンパーからのムラが
製品の温度ムラが要因であれば、炉内環境や製品の処理方法などを見直した方が良いです。
色の違いは、熱処理条件だけでなく、材料表面の状態(付着物など)によっても異なります。
熱処理環境や熱処理条件が適切で、若干色味が違うということであれば、表面の付着物によるものかも
しれませんので、強度への影響はないものと考えられます。
よろしくお願いします!