コイルばねを密着近くまで圧縮して使用した場合、局部的に線同士が接触し荷重が急激に上昇する特性が現れ、ばねの早期ヘタリが進行する可能性があります。特に動的(繰り返し)で使用した場合、線同士が叩かれて早期にばね折損等のトラブルが発生する可能性が高くなります。
繰返しがゼロで、密着状態で使用されるのであれば、折損の危険は少ないですが、上述のとおり密着付近で荷重の急上昇特性が懸念されますので、密着時の応力ができるだけ小さいばねを選択することをお勧めします。
応力計算は、技術情報の「コイルバネ計算シミュレーションソフト」で計算できますので活用してくださいね。
以上よろしくお願いします。