ご質問①
材料の疲れ特性は通常、繰返し作用する応力の大きさと破壊までの繰返し回数(疲れ寿命の関係)、
いわゆるS-N曲線の形で表されます。
応力が低いほど破壊までの繰返し回数は大きくなりますが、
鋼などでは、ある応力以下では疲れ破壊が起こらない限界の応力、疲れ限度が存在します。
※ご参考に、S-N曲線の例を添付致します。
ご質問②
・「ばね定数」
ばねに単位あたりの変形(たわみ)を与えるのに必要な力又はモーメントの事です。
例:ばね定数=10N/mm→1mmたわむのに必要な力は10N
・「弾性係数」
材料に力を加えると、その力に見合っただけ伸びます。
その伸びる割合は材料によって異なりますが、一定の値をもっています。
例として鋼の場合ですと、約21000kg/mm2になり、銅の場合は約12000kg/mm2になります。
同じ力が加わった時、鋼の方が銅に比べて伸びにくいことを示します。
すなわち、機械部品として外力が加わった時にたわみますが、
その割合を「ばね定数」といい、「ばね定数」はその材料の「弾性係数」と、
材料の形状寸法とで決まります。