【ご相談内容】 Masato 2017/7/22(土) 12:05 “今回は別件ですが、検討に困っているためご連絡をさせていただきました。 現在、内周φ25×H10×t0.5で、 一箇所が40度切り欠かれた円弧状の板ばね(SUS430)を検討しております。 この円弧で外周φ25の丸形状のものを抱く設定としたいために、 拡径装着するよう考えているのですが、 どれくらいまで拡径装着してもよいのか許容応力検討に悩んでおります。 何か検討の参考になる資料はありますでしょうか?”
【返答】 ばねっと君 2017/7/22(土) 13:21 Masatoさま いつもお世話になります。 ご質問の件、以下にご報告致します。 円弧状板ばねの応力につきましては、 下記の応力計算式が参考になるのではと考えられます。 下記の式は、円弧状の止め輪形状の場合の応力を求める式となります。 (最大応力部は、切り口の反対直径上の点となります。) 応力:σmax=32Pr(cosα+1)/πd^3 P=荷重 r=半径 α=欠円部の中心角/2 π=パイ d=板厚 よろしくお願いします!
【返答】 ばね初心者 2017/8/21(月) 10:02 はじめまして。 横から失礼致します。 私も同じような課題で困っており、御教授頂きたいです。 上記32という係数はどのようにして計算されたものでしょうか? 円弧の板厚、半径は上記に含まれておりますが、板長をどう扱うのか知りたいです。
【返答】 ばねっと君 2017/8/21(月) 10:46 ばね初心者さま ご投稿ありがとうございます! σmaxの計算式にある32は、円形の断面二次モーメント ⇒ Z = πd^3 / 32の値になります。 ちなみにσmaxの変形前の式は以下の通りです。 σmax=Pr(cosα+1)/Z となります。 板長の扱いについてですが、薄板の断面二次モーメントは⇒Z = bh^2 /6となりますので 断面二次モーメントにおいて板長は含みません。 ご参考までに片持ちの薄板ばねの場合は、σ=6Pl/bh^2となり、lが板長となります。 宜しくお願いします!