【ご相談内容】 TETSU 2006/2/17(金) 21:10 お世話になっております。 バネがへたる=永久変形だと思うのですが、 へたった際の荷重は材料の硬化によって増加するという認識でよろしいのでしょうか? また、ピアノ線のように耐疲労性のある材料の場合、 へたらない=繰り返しによって軟化する=荷重が減少する という認識はあっていますでしょうか? わけのわからない事を書いているかもしれませんが、 よろしくお願い致します。
【返答】 ばねっと君 2006/2/20(月) 16:04 TETSU 様 書込みありがとうございます! へたりは、そのばねのもっている弾性限をこえるような力が一回でもばねにかかると、へたります。(永久変形) セッチングなどでへたるのはこの場合です。一般にこの弾性限は、材料の引張強さと一定の関係があり、またどこまでたわませればへたる・・・については、材質や形状寸法によってある程度計算可能です。 このへたりが起こりますと、ばねの反力がその分だけ減りますので、大きいへたりが生じますと、 ばねとしての働きをしなくなり、やがて折損はしていないが役に立たないばねになってしまいます。 ※セッチング・・・成形・熱処理の終わったばねを最終工程で、材料の弾性限以上の高い応力を使用方向に負荷すること。一種の塑性加工。