【ご相談内容】 視聴者のひとり 2008/2/12(火) 0:49 ほんとおっきいバネを作ってるんですね!自動車の足回りのバネでも大きいと思うんですが、人間よりも大きいバネが存在するとは・・・ 番組では、熱したバネを油に沈めて冷やすのが“スゴイ技術”だと言うことですが、いまいち凄さがわかりません(ごめんなさい)。具体的にはどういったところが難しいんですか? これからもスゴイばねを作り続けてください^^
【返答】 ばねっと君 2008/2/12(火) 18:05 視聴者のひとりさま 当社にご興味をもっていただいて、ありがとうございます! 熱処理を必要とするばねは、熱処理時の熱変形が問題となります。 コイルばねでは、加熱により自由高さのばらつきや胴曲が発生し、 その成形修正に手こずることがあるのです・・・。 焼入加熱時の歪の発生では、加熱状態の姿勢がまず問題です。 一般に炉床に水平に置いて加熱する方法がとられるのですが、 このとき炉床が平らでないと歪が発生し、焼入れ時の歪では、冷却 する時に外径側にふくらみ、自由高さが減少します。 ですので、これら歪を極力おさえるのが職人による熱処理の「技」となるんです。 これからも、どうぞよろしくお願いしまーす!