お問い合わせいただきまして、ありがとうございます。
ご提示いただいている項目は、それぞれ単位が異なるものとなりますので、各数値の関係性を不等号で表ことはできません。
ガスケット締め付け圧とボルト降伏応力の単位は、Pa(パスカル)
さらばね座金全圧縮の単位は、N(ニュートン)
トルクの単位は、N・mm(ニュートン・ミリメートル)
参考程度とはなりますが、下記検討方法を記載いたします。ガスケットを締め付けるために必要な締め付け力は分かっていることが前提条件となります。
1. ガスケットを締め付けるために、使用予定のボルトの本数を決めます。各ボルトに均等に荷重が負荷されるとして、ボルト1本あたりどの程度の荷重が負荷されるか計算します。
2. さらばね座金の選定にあたっては、上記1.で決定したボルト1本あたりに負荷される荷重以下でさらばね座金が全圧縮となるものを選定します。
3. さらばね座金を選定しましたら、さらばね座金を組み込み可能なボルトのサイズが決まります。選定したボルトの有効断面積とボルトに負荷される荷重から応力を計算し、選定したボルトの降伏応力(耐力)以下であることを確認します。
4. 上記の過程で成立しない箇所があれば、ボルトの本数やさらばね座金、ボルトのサイズ、使用するボルトの強度等を順次変更して、適切なボルトを選定する。
5. 最後に、1.で決定した荷重で締め付けるのに必要なトルクを算出し、そのトルクをもとに管理値を設定します。
上記のような流れになるかと存じます。
よろしくお願いいたします。