【ご相談内容】 ばね初心者 2024/9/23(月) 16:12
お世話になります。
基板Aと基板B間の導通兼押し込みストローク調整のためにコイルばねを使っている部品があるのですが、コイルばねの表面処理や材質はどのようなものが導通用途に適しているのでしょうか。
また、一般的に導通用途のコイルばねとして使う場合、どれくらいの押し込み距離で設定するものでしょうか。
コイルばねの押し込み状態について、全長13mmのコイルばねに対して定常時1.6mm+ストローク長0.5mmという押し込み距離の設定になっています。
使っているばね次第ではあると思うのですが、現状の使い方は押し込みが浅く基板との接触圧があまり取れていないように感じています。
以上、宜しくお願い致します。
【返答】 ばねっと君 2024/9/24(火) 14:46
ご投稿ありがとうございます!
導通用途で使用されており、比較的入手しやすいバネ用の材料としてはりん青銅が挙げられると思います。
ただ、リン青銅は、冷間材として一般的に使用される硬鋼線やピアノ線などと比べると強度は劣ります。
より強度の高いピアノ線材等を使用したい場合はあらかじめめっきが施されているメッキ線と呼ばれる材料を選定することで、非めっき材と比べると導電性がよくなると思います。
例えば、導電性バネ用として、銅めっきピアノ線などが材料メーカーにて販売されておりますので、販売メーカーに問い合わせいただければと存じます。
また、導通用途のばねにおける、一般的なストローク量についてですが、わかりません・・・。
もしかしたら各メーカーごとに設定しているかもしれません。
参考になるのかはわかりませんが、圧縮コイルばねとしては、推奨されている使用範囲がございます。
これは、JIS B 2704に記載されており、ばね推奨のご使用範囲としては全たわみ量(密着たわみ)に対して20~80%の範囲となります。
現在ご使用のばねの詳細寸法をご教示いただけましたら何かお役に立てるかもしれませんので、
下記からお問合せいただければと思います。
よろしくお願いします!!!
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