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たる形コイルばねのデメリットとメリットそして、特性を教えてく・・・

キーワード
非線形
線形
たる形コイルバネ

【ご相談内容】 ばね初心者

たる形コイルばねのデメリットとメリットそして、特性を教えてください。

【返答】 ばねっと君

お問い合わせありがとうございます。
たる形コイルバネの特徴としては、両端を平面で支持し、不等径コイルを順次支持板に接着させることで、非線形特性を得るバネとなっています。
 また、密着長が非常に小さく、座巻き部も小さいため軽量であること、そして支持板に緩衝材を用いることで接着に伴う音の発生を防止できます。
主に自動車関連で使用され、乗り心地や走行安定性を向上し、車高変化を小さくする利点があります。
 デメリットとしましては、最大コイル径の内側に巻き込めるコイルの巻き数に限界があるため、バネ定数に限界があるかと存じます。

よろしくお願いいたします。

【返答】 ばね初心者

ばねには線形と非線形、主にこの2種類あると思いますが、線形と非線形の使用用途の違いメリットデメリットを教えていただきたいです。
よろしくお願いいたします!

【返答】 ばねっと君

返信いただきましてありがとうございます。
線形、非線形それぞれの用途とメリットデメリットについて回答いたします。

線形
バネとしては通常の圧縮コイルバネとなり、荷重―タワミ線図が直線となります。用途としては、一般的に使われる形状であり、圧縮方向の荷重を受け、衝撃や振動を緩和する用途が多いかと存じます。
メリットとしては、非線形のものと比べ、エネルギー吸収効率が良く、軽量で製作も容易であるという点があげられます。デメリットとしては、荷重の大きさによって振動特性が大きく変わるという点があるかと存じます。

非線形
円錐バネ、たる形コイルバネ、不等ピッチコイルバネがあり、荷重―タワミ線図が直線でないものです。一般的なメリットとして、線形特性では満足できない、荷重の変化にばね特性を追随させたいときに非線形特性コイルばねが活躍します。非線形特性コイルばねは車両の乗り心地や傾きを抑えるばねとしての利点を有しているため懸架ばねとして従来から用いられていたりします。また、他の利点としては、必要な荷重特性によっては、ばねをコンパクトにできたり、ばねを変位させるために必要な設備側の動力を抑えることもできます。
 デメリットとしては、形状によってはエネルギー吸収効率が悪く、線間接触型であれば、密着高さが高くなります。また形状も複雑となる場合もあり、製作が難しくなるといった点が挙げられます。

よろしくお願いいたします。

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