ばね初心者さま
ご投稿ありがとうございます!
銅系材料の板ばねについて、特にばね性を必要とされる場合には、リン青銅を用いることが多いですが
黄銅も接点用途で良く使用されています。
またリン青銅は、スズの含有量によって、同じリン青銅でも種類が異なる材料がございます。
リン青銅の種類例:C1720, C1700, C7701,C7521,C5210,C5191など
黄銅も同じように、同じ黄銅でも銅と亜鉛の含有割合で、種類が異なる材料がございます。
黄銅の種類例:C2600, C2801, C3604, C3117, C4430, C4621, C6782, CAC201など
設計上の留意点としましては、コンセントのように変形の少ない接点であれば黄銅で対応することも
可能ですが、変形の大きい接点となると耐久性の観点から弊社ではリン青銅にてご提案させて頂きます。
その他、材料の流通性やコスト面での判断や、使用される部材に応じた導電性や耐食性を考慮して
適用材料を判断することもあり、最適な鋼種選定というのは一概には示しづらいところがございます。
具体的な仕様が分かれば適切なご提案が可能かと存じます。ご参考になれば幸いです。
よろしくお願いいたします。