ばね初心者様
ご投稿ありがとうございます!
写真のゼンマイばねは非接触型ゼンマイばねとなります。
ばねの出来具合、板間のアキ具合によっては回転させていくと部分的に接触してしまう部分が出てくる可能性はございます。
ただ接触型ゼンマイばねは外側に広がろうとする力をばね径よりも小さいケースに収めることで板間の摩擦の影響を受けるものとなるため、回転させていくことで接触していくこととは別となります。
主にゼンマイばねには3種類あり、特性や用途についても異なります。
・非接触型ゼンマイばね:板間が接触していないばねで回転数の少ない用途に使用されています。角度とトルクが比例関係にあり、摩擦の影響が少ない特徴がございます。
・接触型ゼンマイばね:板間が接触しているばねで回転数の多い用途に使用されています。巻始めは板間が密着しているため摩擦の影響によりばね定数が強くなりますが、回転数が増えていくにつれ密着部が減るため、低いばね定数になっていきます。
・低荷重ばね:一定の曲率で密着巻きされたばねで、外端部を直線的に引き伸ばして使用します。そのため小スペースの中で長いストロークを得たいときに使用されます。たわみ量に関係なく一定のトルクとなる特徴がございます。
よろしくお願いします!