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板バネの断面2次モーメントが影響していると考えられます。板バネの断面を長方形断面で、材質はばね鋼とし、板厚1mm、板幅が100mmのものと、同じ板厚で板幅50mmとで比較します。長方形断面の片持ちはり計算をしますと、
断面2次モーメントの計算式
I=bh³/12 b:板幅 h:板厚 I:断面2次モーメント
板幅50mmの場合 I=50*1³/ 12
=4.16
板幅100mmの場合 I=100*1³/ 12
=8.33
荷重Pは10Nとし、タワミδを求めますと
δ=Pl³/ 3EI l:支点から荷重点までの距離 E:縦弾性係数 I:断面2次モーメント
板幅50mmの場合 δ=10*100³/ 3*206000*4.16
=3.88mm
板幅100mmの場合 δ=10*100³/ 3*206000*8.33
=1.94mm
上記計算をもとに板幅50mm(b)と板幅100mm(b)のものを比べると、板幅100mm(b)の方が断面2次モーメントの値は大きくなり、同じ荷重を負荷したときのタワミ量は小さくなっていますので、ばね定数も大きくなるといえます。
板厚1mmで板幅50(b)×長さ100( l )と同じ板厚で板幅100(b)×長さ100( l )の板バネを端に固定し、力をかけた時をイメージすると良いかもしれません。詳細な計算式は弊社ホームページの板バネ計算式のページを参照いただきますと幸いです。
宜しくお願い致します。