お問い合わせいただきありがとうございます。
おっしゃる通り、SUS304とSUS304CSPでヤング率(縦弾性係数)は同程度であります。弾性域内であれば、塑性変形せず、ばねはへたらないため、荷重に対する変形量は同程度になります。
また、SUS304はCSPのものと比べ、硬いものとなり、バネとして使用するには強度が低くなります。SUS304CSPはバネ専用の材料になり、硬さはバネとして使用することを想定したものとなりますので、変形量も大きくできますし、SUS304よりは耐久性はあります。
ばね用のステンレス材料で硬い (同じ変形量でも荷重が強い) ばねにするには、SUS304-CSPより5%ほどヤング率が高い、SUS420J2-CSPやSUS631-CSPとなります。ただし、SUS420J2-CSPやSUS631-CSPは、SUS304-CSPより耐食性は劣ります。
SUS以外で耐食性が良い材質としては、インコネル材やチタン材がございます。
以上宜しくお願い致します。