ご質問いただきありがとうございます。
SUS304-WPAとSUS304CSPは、代表的な違いとして以下の違いがありますので、
その点に注意して代替可能かご検討いただければと思います。細かい点は、
各規格(JIS G4314、JIS G4313)をご参照ください。
(材料形状)
SUS304-WPA:丸線(フープ)材(稀に異形線材もあり)
SUS304CSP:帯(ロール)・板材
(サイズ)
SUS304-WPA:φ0.08mm~8mm(JIS G4314)
SUS304CSP:t0.1mm~1.6mm(JIS G4313)
(引張強さ)
SUS304-WPA:線径毎に異なる
SUS304CSP:調質記号毎に異なる
(主な用途)
SUS304-WPA:コイルばね、線細工ばね
SUS304CSP:板ばね、皿ばね
(熱処理)
どちらも低温焼きなまし(テンパー処理)
(設計上の弾性係数)
どちらも同じ
(その他)
・SUS304CSPの許容応力の設定にあたり、指標が少なく設計者の判断による。
・両者では、材料形状が異なるので、製造設備や治工具の別途準備が必要。