ご質問いただきありがとうございます。
硬鋼線(SWC材など)には、SWRH77AやSWRH82Aといった硬鋼線材(JIS G3506)を使用することは、
硬鋼線の規格(JIS G3521)に規定されており、それを使用することは前提条件となります。
引張り強さといった機械的特性を規定値に納めるには、硬鋼線を製造するにあたり選定した
硬鋼線材の鋼種、その鋼種に合わせてパテンティング処理(熱処理)と伸線時の圧延量の各種条件を
最適化することで実現できます。
詳しくは材料メーカーに確認する必要がありますが、材料メーカー毎に、使用している
硬鋼線材の鋼種やその後の工程でのパテンティング処理(熱処理)と伸線時の圧延量の各種条件に関する
ノウハウは、異なるかと思いますし、工程自体も独自の工程があるかと思います。