ご質問いただきありがとうございます。
時効処理の温度や時間が異なりましても、基本的には縦弾性係数(ヤング率)に大きな変化はありません。
縦弾性係数が、半分程度になるということになりますと鋼種が異なる次元の変化です。
鋼種が異なるというのは、例えば、鉄鋼材料やステンレス鋼は200GPa前後ですが、銅合金だと
100GPa前後の縦弾性係数を示します。
おそらく、鋼種が異なるということはないかと思いますので、荷重特性に影響する他の要因の
可能性も検討されたほうがよいかと思います。
板ばねですので、例えば、板厚、板幅、ばね有効部の長さ(支点と作用点の距離)、支持方法、
荷重のかけ方、さらには、荷重特性を測定するための機器類の設定を再確認することを
お勧めします。