①が該当するということでしたら、本製作に入る前に、スプリングバックを見越すための
試作を行い、機械の設定変更や機械に付属する装置・治工具の位置調整を行い、要求されている
コイル外径になるまでこれを繰り返す必要があります。
実務的には、該当品に対する過去の機械設定のデータや類似形状での機械設定のデータを参考に、
機械を設定しますが、材料のチャージ違いや線癖の違いによって、同じ製品を製作しようと
してもコイル径やピッチは毎回微妙にばらつきますので、製作の都度、簡単な試作をして機械の
微調整が必要です。