ご返信いただきありがとうございます。
輪ばねの設計時に使用する摩擦角については、“日本ばね工業会規格のJSMA SA007(輪ばね)”によると、
標準的には7°~8.5°と記載されています。摩擦角は、負荷される荷重や接触面の仕上げ状態によって、
変化しますので、実際には、輪ばねごとに摩擦角は変ってきます。
しかし、それでは設計することができないため、“ばね4版”において、荷重の条件や接触面の
仕上げ状態に応じた便宜上の摩擦角が提示されています。
・接触面の仕上げが粗く重荷重の場合:9°
・接触面の仕上げが平滑で重荷重の場合:8.5°
・接触面の仕上げが粗く軽荷重の場合:7°
計算例では、上記の8.5°を採用しています。
もし、実際の摩擦角を求めたい場合は、実験的に求めていく必要があるかと思います。