ご質問いただきありがとうございます。
ウェーブワッシャーは、皿ばねのように重ねて使用することは可能です。
直列に重ねる場合は、ばねのみで重ねるのは難しいため、ばねとばねの間に
平ワッシャーのようなものを入れるとよいかと思います。
並列に重ねる場合は、ばね同士を同じ向きで重ねます。
特性についての考え方は、基本的には皿ばねと同様の考え方でよいかと思います。
直列の場合、同じ荷重を負荷した時のたわみ量が、直列1段(ばね単体)に比べ直列2段の方が、
2倍のたわみ量となります。直列3段になれば直列1段(ばね単体)に比べ、3倍のたわみとなります。
並列の場合、同じたわみ量を負荷した時の荷重が、並列1枚(ばね単体)に比べ並列2枚の方が、
2倍の荷重となります。並列3枚になれば並列1枚(ばね単体)に比べ、3倍の荷重となります。
ただし、皿ばねと同様にひずみの影響で、たわみの初期は想定した特性が得られなかったり、
密着に近づくにつれて、非線形な特性になります。また、重ね合わせることで摩擦の影響により、
加圧時と減圧時では特性が異なります(ヒステリシス現象)。並列枚数が増えるとより、顕著に
現れます。