ご質問いただきありがとうございます。
ばねのへたりに関する質問かと思いますので、圧縮コイルばねと引張りコイルばねの
へたりについて回答します。
まず、様々な材料には、負荷(荷重)を加えて変形させても、ある範囲内の負荷であればその負荷を
取り除くと、もとの形状に戻ります。しかし、もとの形状に戻る範囲内の負荷を越えてさらに負荷を
加えると形状が永久変形してしまい、負荷を取り除いても完全にはもとの形状に戻りません。
ばねの場合、負荷を取り除いても完全にはもとの形状に戻らない現象を“へたりが発生する”といいます。
圧縮コイルばねであれば、ばね圧縮して負荷をかけすぎた場合、負荷を取り除いても、へたりが
発生し、ばねが圧縮した方向に短くなってしまいます。
引張コイルばねであれば、ばね引張って負荷をかけすぎた場合、負荷を取り除いても、へたりが
発生し、ばねが引張った方向にて伸びてしまいます。