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圧縮コイルばねの線径に対する最小巻径(コイル径)の目安は、
”ばね指数”(D/d)として、D:コイル平均径をd:材料の直径で割った値で判断することができます。
JIS B2704-1:2018では、熱間成形の場合は、ばね指数:4~15 、
冷間成型の場合は、3~22の範囲が望ましいとされています。
SWP-Bの線径Φ1.0mmの場合、一般的に冷間成型となりますので、
ばね指数が3~22となる範囲でコイル径を計算すると
コイル平均径はΦ3mm~Φ22mmの間で成型することが望ましいということになります。
コイル外径では、Φ4mm~Φ23mmということになります。
≪注意点≫
コイル径が小さい場合(ばね指数が小さい場合)
巻取り加工が困難となり、専用の治工具が必要になる場合があります。
また、圧縮時の局部応力が高くななるため、ばねの圧縮量には注意が必要です。
特にギリギリの最小コイル径を狙う必要性がない場合は、最小コイル径として、
ばね指数が4 程度を目安にされるとよいかと思います。
当社では、ばね指数4以下のコイリングも可能ですが、コイル径以外の要素も考慮して
適切なコイル径をご提案させて頂きますので、ばね諸元の詳細をご開示可能でしたら、
こちらからお気軽にご相談くださいませ。