ご質問ありがとうございます。
また、弊社HPの技術・計算情報もご確認いただきありがとうございます。
まず、弊社HPのコイルばねの計算式のサイトに掲載している図5の『特殊なばね特性を得る機構』に
ついては線形ではなく、非線形な特性を得る際に使用する機構となっています。
そのため、少ないたわみで大きな荷重をえるためには向いていません。
少ないたわみで大きな荷重をえるためには、単純に並列に配置するだけでなく、
弊社HPのコイルばねの計算式のサイトに掲載しております図2『親子ばね』のように
配置する方法があります。圧縮コイルばねの内側に圧縮コイルばねを入れるので、
スペースの制約等も含めた設計が必要になり、形状を決定するために配慮する事項が、
増えます。
その他に、少ないたわみで大きな荷重をえる方法は、皿ばねを使用することがあります。
検討時には、必要なたわみ量やスペース等を考慮して、皿ばねまたは圧縮コイルばねの
どちらが、最適か判断する必要があります。