ご質問いただきありがとうございます。
衝撃吸収用のばねを選定するにあたり必要な要素は、自由高さではなく、ばね定数とたわみ
となります。
衝突能力を評価する基準として下記リンク先の式より、
η=(M*Vo^2)/(2*Pmax*δmax)
η:緩衝効率、M:衝突物の質量、Vo:衝突時の速さ、Pmax:最大衝突力、δmax:最大たわみ
圧縮コイルばねは、ばね定数が一定のためη=1/2となります。
これを式に代入すると
1/2*M*Vo^2=1/2*Pmax*δmax
となり、エネルギー保存の式になります。
右辺は、ばね定数kの式で書き換えると
1/2*M*Vo^2=1/2*k*δmax^2
となります。
自由高さは、たわみ量がどれだけ確保できるか計算する際に必要となりますが、
最終的には、たわみとばね定数が必要となります。
(ばね衝突の計算式(ページ最下部))