ご質問ありがとうございます。
“久しぶり”の具体的な年数ということですが、中々難しい質問です。結論から申しますと
一般的に具体的な年数では決まっておりません。日常においてこの言葉を使用するタイミングは、
人それぞれ異なるように、相対的な長さを表す言葉になりますので、メーカーや各担当者によっても
認識は異なってきます。
例えば、営業担当者が、3年ぶりに受注して、お久しぶり品という認識をしても、
製造現場では、図面もあり、製造担当者や設備、治工具、ノウハウも揃い、問題なく作れる
状態であれば、お久しぶり品だからといって製造現場にとっては特に問題なく、営業担当者には、
価格の見直しが必要といったことがあるくらいです。
“久しぶり”という言葉は、安全管理や生産管理の中の言葉としてよく見られます。
期間が空くと記憶が薄れていたり、以前と状況が変わっていて、ミスや失敗が発生しやすく
なるためです。
これを防ぐために、メーカーごとに様々なことに期間を設けており、例えば、
資料の保管や見直しの期間、設備や治工具の保管や点検、メンテの期間、製造担当者の在籍年数、
教育の頻度、材料の保管期間、関連企業との契約や仕様書の有効期間などがあると思います。
貴社においても上記のような期間を設定されているかと思いますので、それを参考に
されるのがよいかと思います。