ご質問ありがとうございます。
初張力を求める計算式のうち、初せん断未修正応力を求める計算式は経験式となります。
ばね指数によって、初せん断未修正応力の適正範囲は決まっており、これは、弊社HPの
技術・計算情報の引きばねにおいて、設計時の注意のページ最下部にグラフがございます。
このグラフに初せん断未修正応力の経験式をプロットすると、ばね指数が大きくなるにつれて、
範囲の上限よりから下限よりになってきます。
どの程度強くできるかということについては、一概には言えませんが、ばね指数によっては、
強くできる余地があります。実際の製造工程では、コイリング時の成形方法やその後の
低温焼きなまし条件を変えることで、初張力の強さをコントロールします。
試作することでどの程度強くできるか確認する必要があります。