ご質問いただきありがとうございます。
ご質問の内容としては、ジャッキ式の突っ張り棚が壊れてしまい、その原因を調べると
突っ張り棚の突っ張り部分に入っているばねが完全にへたってしまい圧縮できない状態に見える
(密着した、または長さ短くなり、必要な長さまで戻らない状態に見える)。
3年程度でそういうことが起きうるのか、どうか、ということでよいでしょうか。
弊社では突っ張り棒や棚のばねを取り扱ったことがないので、頂いた画像のばねがどういった役目を
果たしているのか、存じ上げません。そのため、キャップ部分がなぜ外れるのか、ということについては
分かりかねます。
ばねに限った話をしますと、3年程度でも場合によっては、ばねにへたりは生じます。
通常ばねは、使用状況を想定し、圧縮した際に必要は力が継続して得られて、力を除荷した際には、
ものと長さに戻るように、材料の強度を超えない範囲で設計します。
しかし、実際には、材料の強度が超えない範囲でも、ばねを繰り返し圧縮して使用した場合や
ある一定の長さで圧縮した状態で使用し続けた場合でも、徐々にへたりが発生します。
へたりの量や発生する期間は、使用条件によって様々ですので一概にはいえません。
よって、このへたりによってばねとしての機能を果さなくなる場合もあれば、そうでない場合も
あります。
もう1つのへたりが発生する要因として、想定している以上に圧縮された場合です。
一度でもそういったことがあれば、その時点でへたってしまい、ばねとして機能しなくなることが
多いです。
あくまで、ばねがへたる要因について回答しただけですので、今回のキャップが外れた要因が
ばねにあるのか、その他の要因にあるのかは弊社では分かりかねますので、製造メーカーに
問合せていただきますよう、よろしくお願いします。