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疑問・お悩み相談室

初めまして。板バネの設計について質問があります。

キーワード
板ばね
塑性変形
計算式
荷重
ヘタリ
応力
設計
円弧
直線
JIS B2713
簡易分割形計算式
応力集中

【ご相談内容】 ばね初心者

初めまして。
板バネの設計について質問があります。円弧と直線部を有する板バネを静荷重で使用することを考えています。(貴社ホームページの板バネ計算式1-9-1の形状に近いです。)
円弧のRおよび直線部の長さは異なるが、JISB2713(薄板ばねの設計計算式及び仕様の定め方)記載の簡易分割形計算式での計算上で、ある荷重Pを加えたときに発生する応力が同じ板バネを想定します。
この場合、円弧のRが小さい方が応力が集中して、塑性変形しやすいような気がするのですが、
計算上で発生する応力が同じ場合にはへたりやすさも同じなのでしょうか?
感覚的な質問で大変申し訳ございませんが、教えていただけますでしょうか。

【返答】 ばねっと君

ご質問ありがとうございます。
へたりをどう考えるかによってことなります。
へたりを“荷重損失=応力損失”と考えた場合、設計応力が同じであれば、Rの大小に関係なく同じ応力損失が発生します。しかし、へたりを“へたりやすさ=へたり量”と考えた場合、つまりへたった(永久変形した)ときの長さの変化量とすると、Rが小さい方がへたり量(長さ)は小さくなります。

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