ご質問ありがとうございます。
皿ばね座金を同じ向き(並列)や互い違い(直列)に複数枚重ねて使うことは可能ですが、
実際どのように使用されているかというは、使用される方次第となりますので、
分かりません。しかしながら、通常は、1~2枚程度で使用されることが多いのではないでしょうか。
それぞれのサイズに合わせて皿ばね座金も存在しますので、基本的にはサイズが適合すれば、
1枚だけの使用であれば問題ないかと思います。
しかし、ボルトは、同じサイズでも材質が異なるものもあれば、強度区分が異なるものも
あります。よって、各ボルトにおいて推奨される締付力を超えるような皿ばね座金を選ぶことや
重ねての使用(特に同じ向き)は控えるべきです。
もちろん皿ばね座金を重ねて使用し、ボルトの強度を超えるような荷重となった場合には、
破壊されます。締付け作業中に破壊されるならまだ良いでしょうが、破壊には至らないまでも、
高負荷で微細なき裂が入った状態で締結してしまい、後々破壊されるといったことになれば、
一大事です。