ご質問ありがとうございます。
確かに、有効巻数や総巻数は整数での設定が多いです。
その他の設定としては、○○.5といった設定も多くあります。
有効巻数4.6巻は製作可能ですが、製作時に明確に4.6巻になっているかどうか
というのは、分かりません。詳細は、下記のとおりです。
有効巻数が4.6巻については、各座巻数を1巻とすると総巻数6.6巻となります。
設計上有効巻数や座巻数を設定しますが、実際のばねは、連続的な螺旋形状ですので、
有効巻部と座巻部の明確な境目はなく、製造時に確認できるのは総巻数となります。
少数点の値での巻数でも製作は可能ですが、JIS B2704に従うと荷重特性が指定される場合は、
荷重特性を優先して総巻数は参考値という扱いになります。
また、荷重特性が指定されない場合は、総巻数に±1/4巻きという許容差で管理することになります。