基本的には、SK65~120のいずれも、ヤング率は、206000MPa(N/mm^2)を使用しています。
文献やWebページをみますと、これに近い値ではありますが、異なる値を示されている場合もあります。
ばねを設計する際の運用上、この違いが大きな問題になることは、ほとんどありません。
また、SK材、SUP材、ベイナイト鋼帯、みがき特殊帯鋼のいずれについてもヤング率は同じものと
考えてよいかと思います。
また、密度についてですが、これに関しては鋼種が多いことに加え、全ての鋼種を示されている文献等も
ありません。厳密に言えば密度は異なるかもしれませんが、基本的には7.85g/cm^3計算すれば近い値になるかと思います。
ヤング率や密度(比重)については、厳密にいうと材料の状態で変わってきますので、それぞれ入手して
試験や分析するしか手段はありません。