ご質問いただきありがとうございます。
圧縮コイルばねの自由長とピッチ、巻数の関係を示します。
巻数については総巻数と有効巻数が必要であり、足りない
パラメータとして線径があります。
p=(Hf-Hs)/Na+d
この式を変形して、
Hf=(p-d)*Na+Hs
となります。
また、
Hs=(Nt-1)*d+t1+t2
と表されるので、以上の式から自由長を求める
ことができます。
また、両端面の3/4が研削された標準的な圧縮コイルばねの場合、
t1=t2=0.25d
となるので、
Hs=(Nt-0.5)*dとなります。
さらに、両先端がとなりのコイル部に接触している(両端の座巻が1)場合
Nt=Na+2
と表せるため、ピッチと有効巻数がわかれば線径が分からなくても
自由長に近い値はでるかと思います。
p:ピッチ、Hf:自由長さ、Hs:密着長さ、d:線径、Na:有効巻数、Nt:総巻数
t1及びt2:両端の各先端厚さ
以上、よろしくお願いいたします。