ご質問いただきありがとうございます。
予荷重とは、少し砕けた表現にすると、“あらかじめ負荷する荷重”となります。
ばねに対しては、予荷重という表現が以下の2パターンで使用されています。
1つ目が、ばねの製造工程内の話になりますが、ばねに対して使用する荷重以上の荷重を
負荷してへたりを防止するセッチングという作業があります。
お客様のもとで使用される前に荷重を負荷しているため、予荷重を加えると表現される
ことがあります。
2つ目が、ばねを機械等の設備に設置する際には、自由長のまま設置するのではなく、
圧縮して設置することがほとんどです。また、その状態のまま使用するのではなく、
機械等の設備を動作されるとばねがさらに圧縮されるといった使い方をする場合、
使用前の圧縮して設置した状態を予荷重を加えて設置するといった表現をすることが
あります。
これに関連して車のサスペンションを調整する際には、プリロードを調整する場合がありますが、
このプリロードという言葉も予荷重を指しています。