東海バネのばねの活躍事例

東海バネ工業は水門・橋梁業界のお客様への長年にわたる納入実績からこの業界のための独自の製造技術を有しています。水門のような腐蝕環境での長期的な使用用途に当社のばねが活躍します。

課題・チャレンジ

水門の過負荷検出装置「ゲートロボ」でお取引のあった水門メーカー様より、水門の開閉部に使用されるサイドローラーに使用されるばねについてご相談のお問い合わせがありました。大型の水門のため大型かつ、耐食性を兼ね備えたバネが必要でしたが、大きなサイズのばねを製造できるメーカーがなくお困りでした。

解決・達成方法

サイドローラーは、水中や腐蝕の影響を受ける水場近くで使用されるため、ステンレスの材質を用いて、耐食性を持たせる必要がありました。当社でも、通常のバネ鋼は線径90φ程の巨大なばねを製造しておりますが、ステンレスはサイズに限りがあり製造設備上の課題が残っていました。ばね職人と設計で打ち合わせの結果、チャレンジしてみようとのことで試作を行い、見事線径40φを超えるステンレス製のコイルばねを作ることができました。

結果

太径ステンレスのコイルばねが安定的に製造可能となり、当社としてもまたひとつ世界中のばねの課題が解決できる力をつけさせて頂きました。該当のばねは今日も不具合なく稼働しており、長寿命化によるメンテナンス機会の削減にもつながり、お客様に喜んでいただいております。