Client Data
発電所用安全弁
使用バネ:コイルばね
期間:約2か月間※試験機開発期間を除く
横荷重の課題を独自技術のコイルばねが解決
東海バネ工業は、発電所向けに安全弁を製作しているお客様への長年にわたる納入実績からこの業界のための独自の製造技術を有しています。特に高精度なばねを必要とする安全弁で当社のばねが活躍します。
コイルばねは、荷重をかけると軸心にねじれるような動作が発生し、横方向にも荷重が発生※してしまいます。安全弁、特に高圧弁の場合、指定圧力での正常作動が求められますが、ばねに発生するこの横方向への動きが安全弁の作動に大きく影響を及ぼし、 お客様を悩ませていました。
※「横荷重」とここでは呼びます。
コイルばねに発生する「横荷重」を対策してほしいとのご要望が多かったことから、当社では安全弁用コイルばね専用に「横荷重」を測定できる特殊な試験機を開発しました。この試験機では、これまで見えなかったばねに発生する力を数値化して見える化でき、「横荷重」を極限まで抑えたばねをご提供することが可能となりました。
安全弁に発生する横荷重を、極限まで抑えたコイルばねをお客様の安全弁にご採用いただき、正確なバルブの開閉とお客様の製品の付加価値向上に貢献しております。