東海バネのばねの活躍事例

東海バネ工業は、変形や折損をして、原形をとどめていないばねでも、読み取れる情報から元のばねの形状を予測し、図面化することができます。さらに、お客様の使用状況に合わせて、最適な設計提案をすることで、ご使用時の変形や折損を防止することができます。

課題・チャレンジ

ユーザー様でのシリンダーのメンテナンスの際に、コイルばねの折損が確認されました。しかし、コイルばねの図面がないため、再製作を依頼することができずに困っておられました。さらに、同じコイルばねを作ることができたとしても、再び折損する可能性があるため、元のばねの設計の妥当性も確認してほしいと要望をいただきました。

解決・達成方法

変形したばねの寸法測定などから、元のばねの寸法を予測して、図面化しました。そのばねの設計の妥当性を確認したところ、許容応力以上で使用していることが分かり、最適な設計を行い、お客様に提案しました。そして、ばねの製造も行い、改良品のばねを納品いたしました。

結果

改良品のばねを組み込んで、正常に作動することを確認することができました。そして、その後のメンテナンスにおいても、ばねの折損のトラブルはなく、正常に作動しております。何かトラブルがあった際にも、ばねの図面があるので、すぐに再製作をすることも可能になりました。