第4話
【夢をかけぬけた5人の創業物語】株式会社コスメック様
誰もが一度は、起業の夢を抱くでしょう。しかし、現実は、不完全燃焼のまま定年を迎えるというのが多く、起業は夢のまた夢となってしまいます。
ー写真で綴るエピローグー
誰もが一度は、起業の夢を抱くでしょう。
しかし、現実は、不完全燃焼のまま定年を迎えるというのが多く、
起業は夢のまた夢となってしまいます。
それが、インターネットの時代になって、技術とアイディアさえあれば、
意外に簡単に起業できる時代となり、ベンチャーキャピタルなんていう存在も登場し、
資金調達の手段も増えました。
しかし、本当のところはどうでしょうか。
技術?アイディア?・・・・起業するくらいですから、
技術も企画もあって当たり前。
多くの成功者の取材を通して、圧倒的に違うと感じるのは、
「夢」、それを実現する精神力です。。
起業することが難しかった時代は、資金調達や、事務所、仲間集めなど、
一筋縄ではいきませんでした。
だから、夢を実現するために、苦難の日々を乗り越えて、
成功の切符を手にできるのです。
しかし、前述したように今の時代は、
会社を起こす、ということに苦労がないため、
技術さえあれば、成功すると感違いしてしまう。
技術力が、大きな武器になるのではなく、
それを実現させる”想い”が、どれだけ強いか、ということが大事。
コスメックの白川社長にお話を聞き、そんなことを感じました。
そんな創業の想いを、いつまでも、継承していける会社でいてほしいと願います。
全体の内製化率は80から90パーセント。
100%にならないのは、尼崎のときにお世話になった外注さんと、
今でも取引をしているからだ。
そのうちの2社は、尼崎から神戸に移転する際、一緒に来てくれたという。
そういう意味では、パートナーであると白川社長は語る。
工場一厳しい職人の松本さん
しっかり、若手に技術の伝承をしています。
生産技術の山田さん
今でもドラフターを使っています!こだわりの道具です。
ポルフ活動・設計部隊では、良く購入する製品のカタログ・議事録を1カ所にすべて集めている。
テストもある。
どんなテストかというと、
例えば、
「2009年6月23日にお越しになった東海バネさんの議事録を出してください」
と問題を出す。
1分以内に出てこなかったら、ペケ!整理整頓が悪いということになる。
「逆に安心してそこに書類を入れられるということになります。
つまり、自分の机に書類持たなくて済むんです。
万が一、担当者が休んでいても別の担当者が対応できる。
持ち込まれていると、
お客さんから電話がかかってきても、わからないじゃないですか。
「すみません。ちょっと担当のものが、、、明日でよろしいでしょうか」
ということになってしまう。
それが、電話をもらった時点で8割まで答えられます」と西本取締役は語る。
「書類は自分の机に置いとかないと落ちつかない」という人は大変!
取材の合間に、喫煙タイム!
社内にも喫煙ルームはあるのだが、やはり、外の方が気持ち良い。
ここは、社員たちの憩いの場でもある。
海外移転のために、工場を縮小する会社があり、
その会社から3人ほど採用したときの上司が上村さんでした。
「彼は、そこの責任者だったので、元社員がどうしているか、
うちに見に来ておられたんですよ。で、そのまま入ってこられたんです」
と白川社長。
「社長に、「あんたどうすんの」と言われ、
「自分のこと聞くか」と思いました(笑)。
今までに会ったことのないおっさんたちやなと思い、
会長、社長と魅力に惹かれて、入社したんです」と上村取締役。
そんな人間力に惹かれて、楽しい仲間が集まってくる。コスメックは人材の宝庫である。
完結
Harmony in Innovation~心ひとつ、前へ。~
KOSMEK(株式会社コスメック)
http://www.kosmek.co.jp/index.html
〒651-2241 神戸市西区室谷2丁目1番5号
TEL:078-991-5115 FAX:078-991-8787
取材協力 代表取締役社長 白川務 様
取締役 製造部長 上村誠 様
取締役 設計部長 西本敏 直 様
営業部企画リーダー 佐藤直人 様