【安全弁を究め、安全弁に生きる】株式会社福井製作所様

「安全弁の国内生産シエアは46%と、福井製作所は圧倒的に強い」
福井製作所が、安全弁のトップメ-カ-となった理由の一つに　‘グロ-バル化’がある。

FUKUI　ブランド確立への挑戦　!
「公正で公平な会社」　をモット-に強い組織づくりを

「「安全弁の国内生産シエアは46%と、福井製作所は圧倒的に強い」
福井製作所が、安全弁のトップメ-カ-となった理由の一つに　‘グロ-バル化’がある。

「現在、直接海外JOBは11名の営業マンが担当している。　昔は、アジア中心の営業展開だったが、今はヨ-ロッパ、中東、ロシア、アメリカなど多くの地域で営業活動を展開しています。どこでどんなJOBがあるか?　マ-ケットニ-ズは?　各営業チ-ムは、マ-ケテイング計画を作成し、多くの国へ営業活動をおこなっています。　開拓につぐ開拓です。福井製作所にとってグロ-バル化は絶対条件です。」(畔上取締役部長)

海外顧客に対するサ-ビスは、協力企業と提携し10数カ所のメンテナンス拠点をつくり、ネットワ-ク化しメンテナンス、部品供給などのサ-ビスを提供している。
福井製作所で製造する安全弁の80%は、最終的に海外に輸出され使用されている、今後もサ-ビスのネットワ-ク化は重要であり、大きなテ-マでもある。

「ブランドは地道な積み重ねによって初めて得られる」

お客様が満足する製品を提供する。　これは地道な努力の積み重ねがなければ達成できない。
工場で使用する計測器具の管理や繰り返される検査、協力企業への品質確認など品質を高める苦労を惜しまないことが重要だ。

福井製作所が東海バネからバネを購入するのも同じこと、決して安くない東海バネの製品だが、製品の信頼性が高い。購買はできるだけ安く買うことが使命、しかし信頼性の低い物は買うことはできない。
福井製作所の購買のポリシ-は、「信頼できる物を買うことだ」、と横田資材統括チ-ム長は語る。

「‘見える化’　運動で、組織力を強化」
2005年からスタ-トした「見える化」運動が進み、2007年にグッドカンパニ-大賞優秀企業賞を受賞した。

1.情報の共有化

マネ-ジャ-が持っている当社の情報を部下の社員にもわかるようにすべきである。
社員が自分の仕事に誇りを持って欲しいと思い、主体的に仕事をするためには　‘情報’を一部しか持てないようでは本当の当事者意識は芽生えてこない。人は、‘全部の情報’　を与えられてこそ、自分の立つ位置を知り、自分の存在価値を理解することができる。
この思いから、個人情報以外は全ての社員と情報を共有化することにした。

2.5S運動はすべての基本

「見える化」　運動をさらに前進させるため、2006年7月から5S運動をスタ-トした。
‘整理・整頓・清掃・清潔・躾け’　現場部門だけでなく営業、設計、技術など全ての部門、全ての社員を対象に5S運動を展開した。
5S運動は、整理・整頓など見える改善だけでなく、組織力の強化、人材の活性化、改善活動の活発化につながり、大きな相乗効果を生んだ。
当社に訪問されたお客様からは、「ハツラツとした社員の方々、そして5Sの徹底した明るい工場」との評価を頂いている。　(柳本取締役部長)

3.マ-ケテイング委員会活動

人材育成を目的に、2007年1月から　‘マ-ケテイング委員会’を作り、活動している。
なぜ、この委員会が人材育成につながるかというと　・・・
当社が活躍する主要マ-ケット、発電、ガス、マリ-ン毎にマ-ケテイングと品質目標の実行を合わせておこなっているためです。

品質目標のメインテ-マを　‘契約納期を守る’　とし、そのためのサブテ-マを定めています。
委員会では、これらを一つずつ自主的に決定し、新たに作成する。つまり全員がマ-ケテイングに参加し、主体的に活動する意識を育み行動することが人材育成に繋がっているのです。(畔上取締役部長)

「福井製作所の経営理念は?　・・・　‘安全弁を究め、安全弁に生きる’　です」
福井製作所は安全弁に特化し、‘FUKUI SAFETY　VALVE’　のブランド構築を大きな目標としています。
企業ブランドの構築とは、製品力、マ-ケテイング力、社会貢献力、業績力の優位さを言い、これらは当社の人々が作っていくものであり、組織の果たすべき大切なマネジメントであると考えています。
もちろん、このプロセスが機能するためには、ベ-スに流れる企業風土があってこそ。　働く人々の信頼関係、自他を尊重する心がないと成立しないのです。

私達は当社と日本の持っているポテンシャリテイに感謝し、それを最大限に活用していくことが、今を生きる人の使命と考えています。

グッドカンパニ-大賞優秀企業賞の栄誉に恥じないよう、これからも信頼性の高い製品を提供し続けられるよう努力してまいります。